Skip to main content

日本語 (Japanese)

Title
Effects of rules acquired through creative hopelessness on behavioral change: An experimental study of motivative augmentals
Publication

本研究の目的は、Creative Hopelessness(CH)において獲得されたルールが体験の回避を低減し、価値に基づく行動を促す動機づけオーギュメンタルとして機能するかを実証することである。社会的場面への回避傾向の高い大学生(N=48)を実験群、統制群、プラセボ群に割り当て、2日の実験日と2週間のホーム・ワーク(HW)期を設定した。1日目に、実験群と統制群にはCHに関する心理教育を、プラセボ群には社交不安の心理教育を行った。HW期には、実験群にのみ、新たに獲得されたルールに接するよう求めた。結果として、実験群にのみ介入前後で体験の回避(LSAS-avoidance)が低下し(Cohen's d=0.97)、実験群ではHW期に生じた価値に基づく行動数と頻度(順に、M=2.06; M=10.00)がほか2群よりも多かった。よって、新しいルールが動機づけオーギュメンタルとして機能したことが示された。


The effects of Creative Hopelessness on the avoidant behaviors of undergraduate students with high social avoidance tendency: Focused on subjective evaluations of “Change Agenda”
Publication

Creative Hopelessness is intended to decrease the client’s motivation to control the unpleasant thoughts and emotion in Acceptance and Commitment Therapy. The main aim of this study is to investigate the effects of the Creative Hopelessness on the subjective measures of believability and motivation of Change Agenda. Change Agenda is the rules expressed in the following lines: if I could control undesirable thoughts and emotion, I could solve the problem.


Acceptance rationale and increasing pain tolerance: Acceptance-based and FEAR-based practice
Publication

本研究では、Hayes, Bissett et al。(1999)と同様に、コールド・プレッサー課題の耐性時間の増大に必要なrationale(講義とエクササイズ)の条件について検討することを目的とした。被験者28名を無作為に3群に分け、異なるrationaleを実施し、その効果を比較検討した。その群とは、1)A-A群(Acceptance and Commitment Therapy(以下、 ACTとする)の講義とacceptanceに関するエクササイズ)、2)A-F群(ACTの講義と思考抑制の逆効果に関するエクササイズ(FEARエクササイズ))、3)プラシボ群であった。その結果、ポストテストにおいてA-A群、A-F群ではACTに関する理解度が有意に増加した。また、コールド・プレッサー課題の耐久時間はA-A群のみが有意に増加した。これより、コールド・プレッサー課題の耐性時間を増大するためには、ACTに関する知識だけではなく、acceptanceに関するエクササイズが必要であることが示唆された。最後に、本研究の手続きに関する応用可能性と今後の課題が議論された。


TAQ - Japanese
Book page

Takabatake, S., Takahashi, M., Kabaya, K., Sekiya, Y., Sekiya, K., Harata, I., Kondo, M., et al. (2022). Validation of the Tinnitus Acceptance Questionnaire: Japanese Version. Audiology Research, 12(1), 66–76. http://doi.org/10.3390/audiolres12010006


SSCS - Japanese
Book page

Chishima, Y., Sugawara, D., & Mizuno, M. (2022, April 26). Supportive Evidence for the State Self-Compassion Scale Using Japanese Samples. https://doi.org/10.1037/pas0001144 The Japanese Version of the State Self-Compassion Scale 日本語版状態セルフ・コンパッション尺度 is in the Appendix.

Miyagawa, Y., Tóth-Király, I., Knox, M.C., Taniguchi, J. & Niiya, Y. (2022) Development of the Japanese Version of the State Self-Compassion Scale (SSCS-J). Front. Psychol, 12, 779318. DOI: 10.3389/fpsyg.2021.779318


Fukamachi, H., Arai, H., Ishii, K. & Oka, K. (2017) スポーツパフォーマンス向上のためのアクセプタンスおよびマインドフルネスに基づいた介入研究のシステマティックレビュー [Effectiveness of Acceptance and Mindfulness Based Interventions for Enhancement of Sport Performance: A Systematic Review.]
Publication

本研究の目的はアクセプタンスおよびマインドフルネスに基づいた介入のスポーツパフォーマンス向上への効果について系統的に概観することであった。国内外の複数のデータベースにて「マインドフルネス」や「パフォーマンス」などの関連する検索語を用いて検索を行い、11件の研究を採択した。日本では該当する研究は見られなかった。ほとんどの研究では(n=8)スポーツパフォーマンスを高めるうえでポジティブな結果が得られていた。残りの3件のうち2件でもフォローアップ期にはスポーツパフォーマンスが向上していた。本研究の結果より、アクセプタンスおよびマインドフルネスに基づいた介入は、スポーツパフォーマンス向上に効果的であると思われる。ただし、国内では全く研究が実施されていない。今後は日本のアスリートにおいてもアクセプタンスおよびマインドフルネスに基づいた介入研究が必要である。


Muto, T. & Mitamura, T. (2015) 慢性化したうつを抱えた日本人クライエント「太郎」に対する アクセプタンス&コミットメント・セラピー: トリートメント評価による再現可能性検証
Publication

本研究は,慢性化したうつを抱えた日本人クライエント「太郎」に対して,アクセプタンス&コミットメント・セラピー(Acceptance and Commitment Therapy: ACT)の効果を実証的に検討したものである。クライエントは30才代の男性であった。ベースラインの後,毎週1時間のACTのトリートメント・セッションを9セッション,隔週1時間のブースター・セッション(ACTのセルフ・ヘルプ本を使用した読書療法)を3セッション,そして1ヵ月毎のフォローアップ・セッションを4セッションというデザインで援助を行った。また,ACTトリートメントは,各コア・プロセスに対応した特定的な介入手続きを段階的に導入することによって,その特定的な効果の有無を検証することを行った。その結果,日本人の慢性うつ患者にもACTが有効であることが示され,かつACTの各コア・プロセスに対応した介入手続きの効果を明確にすることができた。ただし,そのACTの介入効果は,ブースター・セッションまでは非常に顕著であったものの,フォローアップにおいては,ある程度維持に止まった。


COPE - Japanese
Book page

Yasumasa Otsuka (2008). 理論的作成方法によるコーピング尺度--COPE [The COPE inventory: a theoretically based coping questionnaire]. Hiroshima psychological research (8), 121-128. http://doi.org/10.15027/26794 The Japanese COPE items are in table 2.


Brief COPE - Japanese
Book page

Yasumasa Otsuka (2008). 理論的作成方法によるコーピング尺度--COPE [The COPE inventory: a theoretically based coping questionnaire]. Hiroshima psychological research (8), 121-128. http://doi.org/10.15027/26794